無いよりマシなエレベーター
脳出血の後遺症で普通に歩けなくなったため、駅ではエレベーターに頼るようになりました。
特に地下鉄の駅では、地上から改札階までのエレベーターと、改札階からホームまでのエレベーターの、2台を乗り継がねばならない駅が多く、エスカレーターがない駅やあっても上りだけ(電車から降りたときだけ)の駅も結構あるので、エレベーターは欠かせません。
ところが残念なことに、2台のエレベーターをスムーズに乗り継げない駅が少なからず存在します。
例として、東京都営地下鉄三田線の御成門駅を挙げてみます。
地上の入口です。
まずはこのエレベーターで改札まで。
地上からのエレベーターを降りると、改札の前に来ました。
ところが、案内ではホームへのエレベーターは、別の改札から入るようになっているようです。
矢印の方向は、暗い通路の向こうに改札口らしきものが見えます。
ホームへのエレベーターは、こっちにあるのかな。
手作りの案内がありました。
やっぱり暗い通路の奥でした。
地上へのエレベーターと、ホームへのエレベーターは随分離れているようです。
この先に、案内の通り改札があり、ホームへのエレベーターにも乗れましたが、駅に入ってからホームに到達するまでかなり歩きました。
歩くスピードが健常者よりも遅いこともあって、時間もかかりました。
私は不自由ながらも歩けますから、先ほどのエレベーターの無い改札から階段を1段ずつ降りる選択も可能ですが、車椅子の人にとっては不便な構造です。
この不便なエレベーターの配置は、地権などの絡みでの苦肉の策なのでしょうか。
障害者にとって便利な駅に変貌するのは、当分期待できませんね。
- 2016.07.09 Saturday
- 乗り物とバリアフリー
- 22:40
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- by ニゼック