健常者の基準と障害者の基準

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    「何モタモタしてんだよ!」

    「グズグズしやがって。こっちは急いでるんだぞ!」

    「もっとチャッチャとやれないかな。あ〜、イライラする!」

    駅で券売機に並んでいるときやバスで乗り降りするときに、自分の前に障害者がいてこのようなことを思ったことはありませんか?

    私は健常者だった頃、口には決して出しませんが、正直言って思うことはありました。

    今、障害者になって、初めてそのつらさが分かるようになったのです。

     

     

    満員電車でドアから離れた所に座っていて、降りるときになると、周囲の人は道を開けてはくれるのですが、非常に歩きにくい幅しかとってくれないのがほとんどです。

    ドアの所までたどり着くまでに、何人もの乗客に足をぶつけながら通るしかないのです。

    ぶつけられた人は、障害者だから仕方がないと思いながらも、

    「満員電車なんかに、障害者は乗ってくるな!」

    と思っている人がいるに違いありません。

     

    健常者なら、足の出し方を細かく調整して、狭い空間でも他の人にぶつけずに通ることが出来るのですが、障害者は微調整が出来ません。

    障害者が周囲の人にぶつけずに通るには、健常者よりも広いスペースが必要です。

    しかし、実際は健常者がほとんどですから、健常者なりのスペースで十分だと考えられてしまうのです。

     

    冒頭のケースも、健常者と障害者で動作の速さに明らかな差があり、健常者から見れば障害者の動きが緩慢に見えるのですが、障害者は障害者なりに全力を尽くしています。

    障害者は福祉の面で恩恵を受けているせいか、障害者を面白くないと見ている人がいるようですが、決して恩恵の上に胡坐をかいて座っているような気持ちではないと理解してほしいのです。

     

    様々な面で基準が異なる健常者と障害者。

    障害者になってみないと、体の不自由さに歯がゆい思いをする気持ちを理解できず、意識の差を縮めるのは難しいのかも知れません。

     

    でも、これだけは言えます。

    今は健常者でも、ある日突然障害者になる可能性は常にあるのです。


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