痙縮、拘縮そしてボトックス

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    ボトックスが必要になるとき、それは痙縮が酷くなったときだそうです。

    私は今のところ、ボトックスは必要ないと言われていますが、痙縮が全く起きていないわけではありません。

    装具無しで歩く練習をするとき、麻痺した右腕が勝手に上がってきて、肘の関節が曲がるほうに引っ張られます。

    今はボトックスが必要ないからと言ってリハビリまでなおざりにすると、痙縮が酷くなってしまうことは想像に難くなく、ボトックスが現実のものになるのです。

     

     

    痙縮が酷くなってもなお、放っておいた場合は、関節が固まって拘縮という状況になりますが、ここまで進むとボトックスでは対処できないのだそうで、痙縮の間が勝負のようです。

     

    私が今のところボトックスが必要でない程度に保たれている理由を、入院生活から振り返ってみます

     

    最初に入院した救急病院では、自分自身もどうなっているのか、あるいはどうすればいいのか、分かりませんでした。

    入院から1か月後、リハビリ病院に転院しますが、その頃からリハビリの時間だけでなく、ベッドで自主ストレッチングを可能な限りやっていました。

    ベッドにはテレビがありましたが、普段テレビを見ない私はほとんど見ませんでした。

    隣のベッドの人は、テレビをしょっちゅうつけて見ていましたが、私はその間ストレッチングをしていたのです。

     

    テレビを見る暇があったら、ストレッチングをやればいいのに。

    そう思いながら、毎日のように自主ストレッチングをしていました。

     

    この隣人はまだ良い方で、中にはとんでもない人もいて、セラピストさんをナンパしたりしている人もいました。

    食事に不満で毎回文句を言い、せっかく管理栄養士さんが考えた献立なのに、好きなものだけを食べる人もいました。

    看護師やケアワーカーの言うことを、まるで聞かない人もいました。

     

    今から考えれば、こんな低レベルの患者がたくさんいれば、サボりが原因でボトックスの世話になるようになる人も増えるわけだわと、納得がいってしまいます。

     

    私は、退院まで自主ストレッチングを続け、色々なブログにも出会いました。

    今の私の筋肉や関節が柔らかいのは、これらのおかげだと思います。

    このブログを作っているときも、麻痺側の右腕はブラーンと下に伸びています。

    痙縮を最小限に留め、ボトックスが必要にならないように努める気持ちは今も変わりません。

     


    コメント
    こんにちは
    この記事の前半は本当に大事なことだと思います。
    私も夫も同じように考えてICUにいる時から廃用症候群防止も兼ねてマッサージと介助しての運動を続けました。
    (夫の手指や手首のストレッチを見て妹に感覚がないからやりすぎて腱を伸ばしてしまう人もいるよと注意されましたけどw)

    しかし、後半の「低レベルの患者」というラベリングはひっかかりました。
    脳の損傷箇所によっては、抑制できないとか思考力が低下するとか倦怠感で動けないとかやる気を全く起こせなくなるとか、発症前とは人が変わったようになる方もいると思います。
    義父もくも膜下出血で死の淵から生還した人ですが、義母が「なんもわからなくなってワガママで人に迷惑かけてばかりで馬鹿になったから田舎に戻って世話をしないとって思った。」と言っていたのを思い出しました。

    二元論とともに興味深い記事でした。
    ありがとうございました。
    • yuko
    • 2017/01/21 12:09 PM
    yukoさん、いつもありがとうございます。
    入院していた頃は、「適度」が分からなくて少しやりすぎた感があります。
    ブログを読み漁って、少しずつ分かるようになりました。

    ラベリングは、よく考えたら行き過ぎたかもしれません。
    私の脳の障害のせいなのか、性格が悪いからなのか、分かりませんが、そういう考えをしていたこともあるということで、ここは残しておきます。

    次回の記事以降では気を付けます。
    こんにちは
    私の時にも、確かに低レベルの患者が大勢いました。年齢や性格にもよるのだと思いますが回復しようとする意欲が見受けられないケースが多々見受けられます。だからといって、自分は自分、他人は他人としっかりと分別をすべきだと考えます。退院後の自分の人生を考えると答えは見つかるはずです。そのために自分はどこまで回復したいのかを考えなければならないと思います。リハビリのすべてを他人に任せても回復は遅れるばかりだと思いました。私は、兎に角も歩く練習をし、現在は杖無しで自立歩行、車の運転(オートマに限る)も出来るようになりました。田舎での生活には、車が不可欠ですからね。
    • スイッチ
    • 2017/01/25 11:50 AM
    スイッチさん、自分と他人との分別、これ大事ですね。
    入院中、いや最近までも、リハビリがいい加減な人たちを「低レベルだ」としていましたが、そんなことは気にせずに自分のしなければならないことをしっかりと見据えなければいけませんね。
    私は今は車には乗りませんが、歩くことをできる限りしようと思っています。
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