社会に深く巣食う障害者差別

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    「今度の新しい担当は病人?

    おたくの会社は、客を何だと思っているのですか」。

    私が仕事で新しいお客様の所へあいさつに行った時の、お客様の最初の反応がこれです。

    杖を突き、右手が使えない(つまり、名刺を片手でしか渡せない)ことが、かなり癪に障ったようです。

     

    言われっぱなしも良くないと思ったので、私からも伝えました。

    「お言葉ですが、右の手足が動かないのは後遺症です。

    ですから、今は病人ではありません」。

     

    すると、お客様は次のように言いました。

     

     

    「あなたは病人じゃないと言うが、杖を突いて片方の手が動かないんじゃ、誰がどう見ても病人でしょうが。

    私は今、説明を受けているから分かりますよ。

    でもね、説明を受けない人は、どうしたって病人にしか見えませんよ。

    病人が担当で、話をしている途中で突然倒れられたら困りますからね」。

    お客様は、何か大きな勘違いをしているみたいです。

     

    「病人ではないですから、頻繁に突然倒れたりはしません。

    健康に見える人でも、倒れたりすることがあるでしょう。

    私は、今では健康な人と同じようなものです」。

    「とにかく、見栄えが病人なんですよ。

    それに手が片方しか動かないんじゃ、どうしようもない。

    健康な人がいくらでもいるというのに、うちの担当がよりによって障害のある人だなんて。

    上司の方とよく話して来てくださいよ。

    んもう、ったく!」。

    いくら説明してもわからないようです。

     

    残念ながら、健常な人にこういう発想の人は少なくありません。

    日常の社会では、障害者が邪魔な存在だということが、無意識に人々の言動に出てくるのです。

    障害者を厄介者として認識するこのような見方が、昨年夏に起きた障害者施設の殺人事件につながっているんでしょうね。


    コメント
    ニゼニックさん 世間の厳しい見方にちょっとショックを受けました。障害があっても頑張っているのだなぁとは思わないのでしょうか・・・。負けない強い心が必要なんですね。頑張りましょう。
    • ハオチン
    • 2017/03/24 2:58 PM
    今時、面と向かってこういうこと言う人が残っていたことにビックリです。心では思っても口には出さないにが常識ある社会人だと思っていましたけど。こういう人は絶滅種を見るような目で見てあげましょう。普通は仕事きついのに大丈夫ですか、といった感じで婉曲に文句着けるのがせいぜいだと思っていました。
    • ath
    • 2017/03/24 4:10 PM
    こんにちは。
    私もathさんと同じく、今時こんなことを言う人がいるのにビックリです。
    心が成熟しなかった人なんですかね?
    そんな人がまともに他の人と付き合ったり、きちんと仕事ができるのかなとも思いました。
    私は病気してから人に対する心の許容範囲が随分広くなったなあと思っているのですが(笑)、それでもこのような人は無視です。
    まあ、仕事相手だと邪険にできないのかもしれませんけれど。
    • ひろ009
    • 2017/03/24 7:45 PM
    ニゼックさん
    おじゃまします。ヨルテンです。
    最近のブログを拝見してお元気そうだなぁと思ってました(^-^)
    皆さんと同じく今時、こういう人がいるんだってびっくりしました。一体おいくつぐらいの方でしょうか?もしニゼックさんより若い方だとしたらもっとびっくりします。今では道徳しかり人権研修などすごく行われているのにこんな人がいることは大変問題だと思うからです。もしそういう教育を受けていないお年の方ならちょっと納得してしまいますけど…
    • ヨルテン
    • 2017/03/25 1:31 PM
    ハオチンさん、悔しさのあまり書いてしまいました。
    この方、後期高齢者です。
    最近、年配者に腹が立つことが増えてきました。
    お互い負けないようにしましょうね。

    athさん、この人は心配だとも言っていましたが、文脈からして私のことではなく、自分のことだと思います。
    私が目の前で倒れたら、面倒くさいとでも思っているのだと思います。

    ひろ009さん、まさに絶滅種みたいです。
    言動からして、家族の方も同じように見ているようです。
    後期高齢者なので、この先は長くないと思いますが、こういう人に限って長寿だったりするんですね。

    ヨルテンさん、びっくりでしょ。
    先に書きましたが、後期高齢者なんですよ。
    早く世代交代が完了して欲しいです。
    はじめました。カワといいます。
    私も脳出血で、開頭手術をし1ヶ月半ほど意識不明でした。相当ラッキーなことに両手の小指と薬指だけ若干しびれがあるだけで、麻痺はありません。歩けなくなっただけです。
    今は歩けるんですが、ヨタヨタしてて遅いです。
    正面から見ると普通の健常者みたいなので、正面から来られて理不尽なことを経験したことは何度かあります。わかりやすいとこに傷があればな〜と思ったこともあります。こういう人がいるんだったら、見た目が分かりやすい方がいいのか、分かりにくい方がいいのか分かりませんね。
    入院してて思ったんですけど、おじいちゃん達、相当わがままですよね(笑)
    • カワ
    • 2017/04/13 12:11 PM
    カワさん、高齢になればなるほど、見た目で判断する傾向が強くなってくる気がします。
    足に不自由が残っているのなら、杖を持ち歩いてみてはいかがでしょうか。
    私は、歩行が随分良くなってきましたが、完全になるまでは杖は手放さないつもりです。
    見かけで判断する人たちには、見かけでアピールですよ。障害者と一目で分かる外見で出かけてみたらいかがでしょうか。
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