病気になって良かったかも

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    脳出血を起こし、体の右半分に後遺症を抱えるようになってから2年余り。

    右手が使えないので不便なことと、右足が不安定で立ったり歩いたりすることに健常時の数倍もエネルギーを使うことに、毎日苦しめられています。

    しかし、この体験は当然初体験であり、発見が多いのも事実。

    後遺症は、私の知らなかった世界を体で教えてくれます。

     

     

    その体験は、健常である以上決して体験できないもの。

    今まで知る由もなかった身体障害者の苦しみを、後遺症によって知ったり想像がつくようになったりしてきました。

     

    ある日、ネット上の某所で、地方の鉄道駅のホームがかさ上げされることについて議論されていました。

    ある健常者は、次のように宣ったのです。

    「かさ上げされると、地方の風情がなくなる。

    ステップ(階段)付きの車両を地方に配置すればよい。

    地方にまで都会仕様の列車に乗るのは、許せない」。

    私はすかさず、こう言いました。

    「私は右足が不自由です。

    ステップを上がるのは一苦労です。

    それとも、身体障害者は列車に乗るなとでも?」

    これに対する返信はありませんでした。

     

    もし私が脳出血の体験をしていなかったら、風情優先の考え方に賛同していたかも知れません。

    そして、万物のあらゆる事象に、身体障害者よりも自己満足が得られることを優先する考え方になっていたでしょう。

     

    世の中は、身体障害者よりも健常者の方が多いという事実があります。

    思いやりの厚い人より薄い人の方が遥かに多いのです。

    私も思いやりの薄い人でした。

    しかし、身体障害者になったおかげで、少しだけ厚みが増した気がします。

    脳出血にならなかったら、思いやりの薄い人間のまま年を取っていたことでしょう。

    そう考えると、病気になって良かったかもと思うようになったのです。


    コメント
    わが女房もだんだんニゼックさんファンになってきました この記事も良かったよと女房より教えてもらいました。
    奥さんがファンとは、光栄ですわ。
    うちの女房ですら、ファンになってくれないのに(笑)。
    これからも、毒入りきけん食べたらしぬで的な内容も含め、読み応えのある記事を書いていきますんで、宜しくお願いします!!
    こんにちは。
    私は病気になって良かったかもとはなかなか言えませんが(^o^;)、それでも、病気になってからは以前よりもこんな能力がアップしたかな?とか、
    こんなことに気づくようになったとか視野が広がったは色々あります。

    例えば下記のような記事に書いたようなことです。

    http://hirohiro009.jugem.jp/?eid=77

    • ひろ009
    • 2017/06/21 7:42 PM
    ひろ009さん、何となくではありますが、今まで知らなかった能力を目の当たりにすることはありました。
    利き腕でない左手で文字を書くなど、発病前には練習しても全くできなかったのに、今は書けます。
    もっとも、右手が使えないという追い詰められた状況にあるわけで、火事場のバカ力的なものかも知れませんね。
    視野も広がったように思います。なんか風景が違う感じです。これが何なのかははっきり分からないんですが・・・
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