大阪でエスカレーターに乗る
近く、大阪に行きます。
また大阪に行くのか!と言われそうですが、大阪は一応生まれ育った場所なので、少ない年でも年に1、2回行くことがあります。
普段は標準語の世界にどっぷりと漬かっていますが、大阪へ行けば当然母国語の大阪弁。
言葉の面では気持ちは楽なのですが、大阪では、東京では困っていないことで困ることがあります。
大阪では、エスカレーターで困ることになるのです。
東京のエスカレーターでは、右側を急ぐ人のために空けていることが多いです。
右片麻痺の私は、左手が健常な腕なので、エスカレーターは左側に立つのに向いています。
ところが、大阪では空ける側が逆で、左側を空けていることが多い。
この状態で左側に立つと、急ぐ人の邪魔をしてしまいます。
片麻痺では立つ側を選ぶことができません。
右片麻痺の私は、左側を空ける習慣のある都市、つまり大阪では困ったことになるのです。
大阪地下鉄御堂筋線の心斎橋駅にて2016年11月撮影。
左側を通路にして空けている。
では、どうするか。
私の場合、エスカレーターが途切れるのを待っています。
上の写真では、一番後ろの男性の後ろは途切れそうです。
そこを狙って左側に立つのです。
途切れそうにないエスカレーターは、近くにエレベーターを探します。
これでほとんどの場合、急ぐ人の邪魔をすることなく、上下に移動ができます。
障害者なのだから、堂々と左側に立てばいいんじゃないかというご意見もありそうですが、「蚤の心臓」の私にはそんな勇気はありません。
逆にそんなことをすると、障害者に対して好ましくない感情を抱く健常者が出てきそうで、あんまり良くないと私は考えています。
健常者も障害者も、気持ちよく譲りあえる世の中になるといいですね。
- 2017.07.14 Friday
- 乗り物とバリアフリー
- 19:32
- comments(3)
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- by ニゼック
それで、得意の横歩きの要領で、上りエスカレーターの左側に横向きに載ったのですが、下りる時に転倒、あえなく失敗(泣)。東京ではエレベーター探すことにします。